昨日の日曜日、区民大学プレ事業としてフリー編集者の松田素子さんをお招きして、学習会が開かれました。
様々な絵本を世に送り出す仕事をなさってきたのですが、「編集者はイースト菌のようなもの」とのたとえて話していました。パンづくりにイースト菌は欠かせないが、パンができてしまえば見えなくなる、編集者も絵本づくりには大事な存在だが、出来てしまえば見えない存在とのこと。
そらまめくんの誕生秘話、長谷川義史さんとの絵本づくりなど、作家とのやり取り、出会いなど偶然、必然、人生の巡り合わせなど幅広いお話しに魅了されました。
まどみちおさんとの貴重な時間の話も、もっと聞きたいと思いながら時間切れとなりました。
「絵本を作るという事は子どもに向かって球をなげること。それは一番遠い未来に向かって球をなげること」という言葉が印象に残りました。
これは、絵本に限らず何かしら子どもに関わる事をしている人間、それ以外にもこの社会に生きるおとな全てに伝えたい言葉だと思います。
来年もぜひお呼びしていただきたいと多数のご意見がありました。
午後は、青戸地区センターでパネルシアターの講演とおはなし会に顔を出してきました。
2000年に手探りで子どもの本フォーラムを開いてから9年。
子どもの本を介したつながりがやっと芽生え、みのりつつあることに実感がもてた一日です。